VBA(エクセルマクロ)やJS(Javascript)をやる3つの理由
「プログラミング教育」を学校ですることになり、大学入試のセンター試験にもプログラミングを含めた「情報」という科目が入ります。
学校とは「社会に出て生き抜いていく子どもを育てる場」でプログラミング教育も必要だということです。プログラミング教育をする以上先生方もプログラミングをしなければなりません。しかしそんなことは難しいので今は取り合えず理科でいう「教材キット」のようなものを使ってやっていこうとしています。でも、それは初歩の段階だけです。プログラミング教育も先生たちが「考えながら」実践することが必要であり、ひとの考えた「借り物の教材」ばかりではやっている本人が面白くありません。
ただエクセルマクロやJavascriptだけがいいと思っているのではありません。たとえばスクラッチに興味がある。マインクラフトに興味がある。マイクロビットに興味がある。そしてそのプログラムを作る。あるいはそれを一部変えて教材化するというのはとてもいいことだと思います。ただ 今の学校教育でスタンダードなビジュアル型だけでなくテキスト型も考える必要があると思います。なぜなら社会一般はテキスト型プログラミングを使っているからです。今のままでは中学生になってもビジュアル型が主流になり国のプログラミング教育政策とは反対にそれが後退する懸念があります。諸外国から取り残される危険性があるのです。なんといってもコンピュータの基本はテキスト形式のプログラミングなのです。
テキスト型プログラミングをやってみたいけどプログラミング言語は難しいという方は比較的 初心者が取り組みやすいExcel マクロかJavascripがtいいかなと思っています。
1 大人の社会に 広く普及している。
社会に出て困らないようにするなら、今大人が使っているプログラミングをある時期がきたらやる必要があると思うのですが、少なくても小学校や中学校の技術家庭科のの教科書を見る限り広く普及しているExcelマクロやJavascriptの記述はほとんどなく、大学入試のプログラミングに関しても今大人社会に普及しているものではなく「DNCL」(日本語のプログラミング用大学入試センター言語[Language]?)になるらしいのですが知っていますか?なぜプログラミング言語を今普及している言語を使わないかというと受験生に不平等が生まれないようにするためとのことらしいですが、これでは世界から遅れをとってしまう気がしています。なぜ数ある外国語の中で英語が教科になっているか?それは世界に普及しているからです。しかしプログラミング言語ではわざわざ世界で全く使われていない「DNCL」を使うこれでは日本のプログラミング教育は・・・と思ってしまいます。
|
2 校務処理を自動化してくれるエクセルマクロ。
Windowsパソコンで成績や進級処理、行事計画などの校務処理をエクセルでしてい学校はたくさんあります。さらに学校だけてなく社会にも普及していて20年以上の実績があり今後10年以上なくなることもないと思われます。校務の自動化が進んでいくと思われますがその時にエクセルVBAが役に立ちます。VBAやマクロを解説した本やネットのサイトがたくさんあります。最初は大変ですがサンプルを使いながら少しずつやっていくといいと思います。
これまで授業にも様々なエクセルマクロを利用してきましたが現在、小学生が使っているタブレットの内Windowsは 1/4程度ということで、これからはどの種類のタブレットでも使える教材が必要。それなら次にあげるJavascriptがいいのではと思ったのです。
|
3 教材を自由に作ることができるJavaccript(ジャバスクリプト)
テキストプログラミングのはじまりはジャバスクリプトで
研究授業を考えてみてください。授業は先生たちが話し合いながら指導案をたて工夫し教材を作成する力や授業する力をのばしてきました。
ところがプログラミング教育はやったことがないし学んだこともないから「誰かのいう通り」「業者さんの作ってくれた指導案」のまま指導する。こんなことが起こってくるのでしょう。「業者さんの作ってくれたソフト・ロボット指導案セット」にもすばらしいものは沢山あるでしょうがそれは完成されたものであって先生たちは自由に変えられない。ここが一番の問題点だと思います。今のビジュアルプログラミングさえやれば「プログラミング的」思考が身についたり、テキストプログラミングができてくるわけではありません。だいたい ビジュアルプログラミングだったら簡単にプログラミングができるというわけではないのです。それだったら早い時期にテキストプログラミングに移行すべきでそのはじまりはJavascriptがいいのではと思ったのです。
|
ところでエクセルで「マクロ」と「VBA」は同じような意味でつかわれていますが本当は違います。しかし、このサイトでは特にそれを意識して区別はしていません。
|
|
|